屋根の形にはそれぞれメリットとデメリットがあるって知ってた？「切妻編」

こんにちは！

屋根の形って色々あるけど、形によって特性やメリット、デメリットはあるのか？

こういった疑問にお答えしたいと思います。

簡単なプロフィール
19歳から職人として修行し、建築歴は18年以上。
「雨漏り鑑定士」という有資格者。
携わってきた雨漏り修理件数は1000件以上。
奈良県香芝市に20年以上在住。

奈良県香芝市に拠点を置き、葛城市を含めた近畿一円にて建築板金業を営んでおります、Y’noT Works（ノットワークス）です。
修理や掃除を含む雨樋工事や雨漏り修理、屋根工事を手掛けております。
屋根に関するお仕事が大半ですので、屋根工事に関してはお任せください。
本ブログでは、雨漏り修理の際に、お客様からご依頼を多数いただいている、Y’noT Works（ノットワークス）のご紹介をさせていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。

「切妻屋根」のメリットってどんなん？

上の図をご覧ください。↑

図のような屋根の形を「切妻」と言い、ごく一般的な形状になります。

傾斜が山形をした形状で2面だけで構成されているシンプルな形ですね。

次はこの屋根のメリットとデメリットについて書いていきます。

メリット

• 雨漏りしにくい。
• リフォームなどローコストで施工可能。（急勾配の場合は除く）
• 通気が取りやすい。

この３点がメリットになります。

雨漏りしにくい。

シンプルな形状で雨水がはけやすい。

「急所」といって雨水が集まるような箇所が無いので雨漏りしにくい形状になります。

また、

軒の出があれば外壁に雨水が当たりにくくなるため、さらに雨漏りしにくくなります。

ローコストで施工可能

シンプルな屋根は施工手間がかからず、メンテナンスしやすいです。

さらに、屋根を施工する際、屋根材の余分なロスも減らすことが可能なため結果的にコストを抑えることができます。

しかし、屋根勾配が急になると話は別です。

急勾配の屋根は施工時の危険が増すため、屋根の上に仮設足場を設置する必要があります。

さらに、急勾配の屋根の施工は手間もかかるためコストが上がってしまいます。

通気がとりやすい。

切妻の屋根は屋根裏にスペースが広いので、換気口が設けやすく通気性を保つことができます。

さらに、「換気棟」という商品を屋根の棟に設置することでさらに効率よく換気することが可能です。

「切妻屋根」のデメリットってどんなん？

つぎはデメリットについて説明します。

デメリット

• 妻側に屋根がないため妻側からの雨漏りが心配。
• デザイン性が一般的になる。

この２点になります。

妻面に屋根がないため妻面から雨漏りする。

雨漏りしにくい屋根ではありますが妻面からの雨漏りは実際に起こっており、弊社にて雨漏り修繕工事の依頼を受けます。

切妻の屋根で雨漏りする特徴は「軒の出」があまりないお家です。

軒の出があれば外壁やサッシに雨水があたりにくくなるので雨漏りを防ぐことができますが、軒の出が短いと雨漏りすることがあります。

デザイン性が一般的になる。

ローコストで施工可能ではありますが、見た目のデザイン性が限られます。

「モデルハウスのような他にないようなオシャレな形にしたい！」というお客様には不向きかもしれません。

まとめ

いかがでしたか？

屋根といってもさまざまな形や特性があります。

さらに、形によって費用も変わるためこちらの記事を参考にしていただけると幸いです。

屋根のことなら絶対に合わせて読みたい！こちらの記事も参考にどうぞ↓

雨漏りしやすい屋根の形ってあるの？

屋根の形にはそれぞれメリット、デメリットがあるって知ってた？「寄棟編」

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